世界には、ボーディングスクールという質の高い教育が受けられる学校があります。ボーディングとは寄宿や下宿生活という意味で、全寮制の学校ということになります。質が高いというのは、単に勉強の部分をさして言われていることではありません。ボーディングスクールには現地の子供だけではなく、海外からの留学生がたくさんやって来るため、さまざまな人種と共に生活を共にして行くことになります。

このように親元を離れてさまざまな人種と共に団体生活を送ることで、自立心や礼儀、規律、コミュニケーション能力などが養われていきます。学校の敷地には、子供たちだけではなく、スタッフや先生たちも一緒に生活をしています。また、24時間態勢でカウンセラーや看護師なども常駐していることから、親元を離れても安心して生活をしていくことができます。ボーディングスクールの受け入れは、国によっても違いが見られます。

例えばスイスでは幼稚園から受け入れがありますし、アメリカでは小学校6年生くらいからの子供の単身の受け入れがあります。実際のところ日本からの留学では、中学生の1年生から留学することがベストだと言えます。その理由は、年齢が上がれば上がるほど、英語に対するハードルが高くなってしまうからです。海外の有名大学を目指すならば、早めに英語の環境に慣れることがベターになります。

少子高齢化が進む日本では、これからますます世界と対峙できる能力が必要となるため、ボーディングスクールが注目されているのです。